サンタクロースの折り紙は簡単な基本形でできる
サンタクロースの折り紙は、難しいテクニックを使わなくてもいくつかの基本の折り方を組み合わせるだけで完成します。四角に折る、三角に折る、角を合わせるといった動作の繰り返しが中心なので、折り紙に慣れていない方でも手順通りに進めれば形になります。難しい応用技を使わないため、折り紙を久しぶりに触る方や、工作が苦手だと感じている方でも取り組みやすい工作だと紹介されています。
全体の流れとしては、まず正方形の紙を基本の形に折り、そこから帽子・顔・体というパーツを順番に作っていきます。パーツごとに折る範囲が分かれているため、途中で手順を見失っても戻りやすいのが特徴です。たとえば帽子の部分で折り目の位置がわからなくなった場合でも、顔や体の工程まで戻る必要はなく、該当するパーツの最初に戻って確認し直すだけで済みます。
完成までの時間は、慣れている方であれば5分程度、初めて折る方でも10〜15分ほどで仕上げられることが多いと紹介されています。クリスマス前の限られた時間でも取り組みやすい工作といえるでしょう。学校や保育の現場では、説明を含めて20〜30分ほどの時間を確保しておくと、全員が落ち着いて折り進められるという声もあります。
また、同じ手順を複数回繰り返すことで、1個目よりも2個目、3個目のほうが格段に折りやすくなるという特徴もあります。最初の1個は手順書を見ながらゆっくり進め、2個目以降はテンポを上げていくという進め方もおすすめです。慣れてくると、折り目をつける位置やタイミングが自然と身についてくるため、何個も作ってツリーや部屋の飾りに活用する方も多いようです。
この記事では、紙や道具の準備から、帽子・顔・体の折り方、きれいに仕上げるコツ、さらに子どもと一緒に折るときの工夫までを順番に解説します。まずは準備するものから確認していきましょう。
用意する紙と道具
サンタクロースの折り紙を折るときは、基本的に正方形の折り紙1枚があれば作れます。顔と体を別々の紙で折って組み合わせる折り方もありますが、まずは1枚で完成するタイプから挑戦すると流れがつかみやすいです。1枚で完成させる折り方は、パーツ同士の接続を考えなくてよいため、初めて挑戦する方にとって手順がシンプルに感じられるという利点があります。
紙のサイズは、15cm×15cmの標準サイズが扱いやすいと言われています。小さいお子さんと一緒に折る場合は、もう少し大きめの紙を使うと指先の動きがしやすくなります。具体的には、18cm×18cmや20cm×20cm程度の紙を使うと、折り目をつける際の力加減が調整しやすくなり、細かい部分で紙がずれてしまうトラブルを減らせます。逆に、ミニサイズの7.5cm角のような折り紙は、完成品を複数並べて飾りたい場合に向いていますが、折る作業自体はやや難しくなる傾向があります。
紙の色についても触れておきます。サンタクロースらしい見た目にするには、赤・白・肌色(または薄いベージュ)の3色、あるいはこれらが片面に配置された専用デザインの紙を選ぶと、折るだけで雰囲気が出やすくなります。市販の折り紙セットの中には、あらかじめ帽子部分が赤、顔部分が肌色になるように配色されたクリスマス専用の柄紙もあり、そうした紙を使うと塗り足しをしなくても完成度の高い見た目になります。
一方で、単色の赤い折り紙しか手元にない場合でも、顔の部分を白いペンで描き足したり、別の白い紙を小さく切って貼り付けたりすることで、同様の雰囲気を出すことができます。手持ちの紙に合わせて工夫してみるとよいでしょう。
道具としては、以下のものを揃えておくと折りやすくなります。
- 折り紙(正方形、1枚〜複数枚)
- 折り目をしっかりつけるための爪または目打ちのような平らな道具
- 顔のパーツを描く場合は細いペンやクレヨン
- 飾り付けをするなら両面テープやのり
- 作業中に紙を置くための平らな台やテーブル
- 複数人で折る場合は、手順を確認できるイラストや見本の完成品
特別な道具がなくても、紙と手だけで十分に完成させられます。まずは身近にある折り紙で練習してみるのがおすすめです。もし手元に折り紙がない場合は、正方形に切ったコピー用紙やチラシの裏面などでも代用でき、まずは紙質にこだわらず手順を覚えることを優先するのも一つの方法です。慣れてきたら、本番用のきれいな紙で仕上げると、練習と本番を分けて取り組むことができます。
▶ 動画で確認:基本の折り方で作るサンタ
折り紙を三角に折って中心の線に合わせる、という基本の折り方だけでサンタクロースを仕上げる手順を紹介しています。角を合わせて折る動作の繰り返しで完成する点が、この記事の「簡単な基本形でできる」という説明によく合っています。
出典:kokoroya ch「【折り紙】サンタクロースの折り方☆折り紙1枚で簡単~origami~How to fold Santa」(YouTube・約6分)
サンタクロースの折り方の手順

ここからは実際の折り方を、帽子と顔、体と腕、仕上げのコツの3つに分けて説明します。パーツごとに区切って進めることで、途中で混乱しにくくなります。全体を一度に説明されると手順を覚えるのが大変に感じられますが、3つの工程に分けて考えることで、1つずつ着実に完成に近づけていくことができます。
全体の構成として、上半分で帽子と顔を作り、下半分で体と腕を作るイメージを持っておくと手順がわかりやすくなります。多くの基本的な折り方がこの考え方に沿っています。紙を半分に折った状態を思い浮かべ、上側が帽子・顔、下側が体・腕になると意識しておくと、途中で位置関係が分からなくなったときも自分で修正しやすくなります。
手順は一つずつ丁寧に進めれば問題ありません。焦らず、1つの折り目をつけたら次に進む、という形で取り組んでみてください。特に初めて折る場合は、一度全体の手順に目を通してから実際に紙を折り始めると、次に何をするのかを把握した状態で作業できるため、迷いが少なくなります。
以下の表は、全体の工程を大まかに整理したものです。作業の見通しを立てる際の参考にしてください。
| 工程 | 主な作業内容 | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 準備 | 紙を選び、正方形であることを確認する | 1分 |
| 帽子と顔 | 対角線で三角に折り、帽子のふちと顔のバランスを決める | 3〜5分 |
| 体と腕 | 左右の角を折り込み、裾を整えて安定させる | 3〜5分 |
| 仕上げ | 全体の形を確認し、必要に応じて折り目を調整する | 2〜3分 |
それでは、帽子と顔の折り方から見ていきましょう。
帽子と顔を折る
まず、赤い面を表にした正方形の紙を用意し、三角形になるように対角線で折ります。この三角形が帽子と顔のベースになります。対角線で折る際は、対になる2つの角をぴったり重ねることを意識すると、その後の工程で左右のバランスが崩れにくくなります。
三角形の下の角(頂点ではないほうの角)を少し折り上げると、帽子のつばのような部分ができます。ここが帽子と顔の境目になる重要な折り目です。この折り目の位置によって、完成したときの帽子と顔の面積比が決まるため、焦らず丁寧に折ることが大切です。
- 正方形の紙を対角線で半分に折り、三角形を作る
- 三角形の下側の端を、顔の部分を残すように少し折り上げる
- 折り上げた部分の端を内側に少し折り込み、帽子のふちを作る
- 三角形の頂点(帽子の先端)を軽く折って丸みを出す
- 折り目がついたら一度紙を開き、正しい位置で折れているかを確認する
折り上げる位置によって顔の大きさが変わるため、最初は折り幅を小さめにして、全体のバランスを見ながら調整するのが失敗しにくい方法です。一度折った線は完全に元に戻すことが難しいため、不安な場合は紙の端に軽く印をつけてから本折りをするという方法も有効です。
顔の部分は、白い縁取りのある紙を使うとひげや帽子のふちの表現がしやすくなります。顔を描き込む場合は、この時点で位置の目安をつけておくと後から描きやすくなります。目や口の位置は、顔のパーツの中心よりやや下側に配置すると、バランスの取れた表情になりやすいといわれています。また、ひげを別の白い紙で作って貼り付ける方法も、顔の表現を豊かにする工夫の一つです。
体と腕を折る

帽子と顔ができたら、残りの三角形の部分を使って体を作ります。三角形の左右の角を、中心に向かって折り込むと腕の形になります。この工程は、サンタクロースらしい丸みのある輪郭を作る大切な部分なので、落ち着いて進めましょう。
左右の角を折り込む幅は、同じくらいの大きさにそろえることを意識してください。左右対称に折ることが、見た目のバランスを整える一番のポイントです。片方だけ大きく折ってしまうと、完成したときに体が傾いて見えたり、腕の長さが不揃いになったりするため、折る前に左右の角の位置を見比べる習慣をつけるとよいでしょう。
- 残った三角形の左右の角を、中心線に向かって斜めに折る
- 折った部分の先端を少し外側に折り返し、手の部分を作る
- 三角形の下の辺を内側に折り、体の裾を整える
- 全体の形を見ながら、裏面の余った部分を内側に折り込んで安定させる
- 仕上げに紙を立ててみて、左右の角度や裾の高さが揃っているか確認する
腕の部分は、長さを出しすぎると体のバランスが崩れやすくなります。短めに折ってから少しずつ調整していくと、きれいな形に近づけやすいです。最初から長く折ってしまうと、後から短くする修正が難しいため、控えめな長さから試すのが安全です。
体の下側がうまく安定しない場合は、裾の部分をもう一度内側に折り込むことで自立しやすくなります。最後に全体を裏返して、正面から形を確認しましょう。平らな台の上に置いてみて、ぐらつきがないかどうかもチェックすると、飾ったときに倒れにくい仕上がりになります。
きれいに仕上げるコツ
サンタクロースの折り紙をきれいに仕上げるためには、いくつかの共通したポイントがあります。まず大切なのは、一つ折るごとに折り目をしっかりつけることです。折り目が甘いと紙が自然に戻ってしまい、せっかく合わせた角がずれてしまうことがあります。
折り目があいまいだと、後の工程で紙がずれてしまい、顔と帽子の境目や腕の位置が左右で揃わなくなってしまいます。爪や平らな道具で軽くなでるようにすると、折り目がきれいに出ます。力を入れすぎると紙が破れてしまうことがあるため、一定方向に数回なでる程度の力加減がちょうどよいとされています。
また、紙を折り込む順番を守ることも重要です。手順を飛ばして進めると、後の工程で角が合わなくなりやすいため、順番を入れ替えずに1つずつ確認しながら進めることを意識してみてください。特に、帽子のふちを作る工程と体の裾を整える工程は似たような折り方になるため、順番を混同しないよう注意するとよいでしょう。
紙質も仕上がりに影響します。薄すぎる紙はしわが入りやすく、厚すぎる紙は角がうまく合わせにくい場合があります。標準的な厚さの折り紙を使うと扱いやすいと言われています。市販の折り紙の多くはこの標準的な厚さに作られているため、特別なこだわりがなければ一般的な折り紙を選ぶのが安心です。
以下の表に、よくある失敗例とその対処方法をまとめました。折っている途中で違和感を感じたときの参考にしてください。
| よくある失敗 | 考えられる原因 | 対処の工夫 |
|---|---|---|
| 顔と帽子の境目がガタガタになる | 最初の対角線折りで角がずれていた | 折る前に角を重ねて確認し、ずれがあれば一度開いて直す |
| 左右の腕の長さが違う | 左右を別々の感覚で折ってしまった | 片方を折ったら、もう片方を重ねて長さを見比べる |
| 体が自立しない | 裾の折り込みが浅い、または紙が薄い | 裾をもう一度内側に折り込み、厚みのある紙に変える |
最後に、完成した形を横や正面から見て、帽子・顔・体・腕のバランスを確認する習慣をつけると、仕上がりの完成度が安定しやすくなります。特に正面から見たときに左右対称になっているかどうかは、見た目の印象を大きく左右する部分なので、仕上げの最終チェックとしておすすめです。
▶ 動画で確認:帽子・顔・体を順に折る手順
サンタの帽子と顔、体を角を重ねて折りながら順番に組み立てていく手順を紹介しています。パーツごとに折り進める構成が、この記事の帽子・顔から体・腕へ進む手順の説明とよく対応しています。
出典:OrigamiAko「【クリスマス折り紙】サンタクロースとトナカイさんの作り方 [Christmas Origami] Santa Claus and Reindeer instructions」(YouTube・約17分)
子どもと一緒に折るときの工夫
子どもと一緒にサンタクロースの折り紙を楽しむ場合は、大人が折る手順をそのまま教えるのではなく、年齢や手先の発達に合わせて手順を調整することがポイントになります。大人にとっては簡単に感じられる折り目でも、子どもにとっては指先の力加減が難しく感じられることが多いため、無理に同じ手順を求めないことが大切です。
特に小さな子どもは、細かい折り目や角を正確に合わせる作業が難しいことがあります。そうした場合は、難しい部分だけ大人が手伝い、残りの部分を子どもが折るという分担方法がよく紹介されています。たとえば、最初の対角線折りだけ大人が一緒に手を添えて行い、その後の簡単な折り返しは子どもに任せるといった進め方が考えられます。
保育や学校などで複数人に教える場面では、同じ手順でも一人ひとりの進み具合に差が出やすくなります。全体の手順を細かいステップに分け、途中で見本を見せながら進めると、全員が同じペースで進めやすくなります。進行役が1つの工程ごとに「ここまでできたら手を挙げてね」といった声かけをすると、置いていかれる子どもを減らせるという工夫も紹介されています。
ここからは、年齢に応じた折り方の簡単化と、完成後の飾り方について具体的に見ていきます。
年齢に合わせて折り方を簡単にする方法

未就学児など小さな子どもと折る場合は、折る回数自体を減らす工夫が有効です。たとえば帽子と顔だけを折って完成とし、体の部分は省略するという簡単な方法もあります。工程を減らすことで、途中で「もうできない」と感じてしまう前に完成させることができ、折り紙そのものへの興味を持続させやすくなります。
折る工程を減らすことで、途中で集中力が切れてしまうことを防ぎやすくなります。完成までの時間が短くなる分、達成感を得やすいというメリットもあります。短時間で完成する分、何個も作って並べて飾るという楽しみ方にもつながりやすいです。
| 年齢の目安 | 折り方の工夫 |
|---|---|
| 未就学児 | 帽子と顔のみを折る、角を合わせる部分は大人が補助する |
| 小学校低学年 | 基本の手順通りに折るが、難しい折り目だけ手伝う |
| 小学校中学年以上 | 手順をすべて自分で進め、仕上げのコツも意識して折る |
小学校低学年くらいになると、折り目を自分でつけられるようになる子どもが多いため、基本の手順をそのまま一緒に進めながら、難しい部分だけサポートする形がやりやすいです。この年齢になると、一度教えた折り方を覚えて、2個目以降は自分だけで折ろうとする様子も見られるようになります。
複数人で一緒に折る場合は、1つの手順を全員で確認してから次に進むようにすると、誰かが置いていかれることを防ぎやすくなります。見本の完成形を近くに置いておくと、子どもが自分で確認しながら進められます。手順ごとに完成した形を並べて見せる「お手本シート」のようなものを用意しておくと、進行がよりスムーズになるという声もあります。
また、年齢が上がってきた子どもには、あえて手順を最後まで説明せず、途中までのヒントだけを伝えて自分で考えさせるという進め方も、楽しみながら取り組んでもらう工夫の一つとして紹介されています。
折ったあとの飾り方
完成したサンタクロースの折り紙は、そのまま飾るだけでも十分にクリスマスらしい雰囲気を出せます。壁や窓に貼る場合は、両面テープなど紙を傷めにくい方法を使うと扱いやすいです。粘着力の強すぎるテープを使うと、取り外すときに壁紙や紙自体が傷んでしまうことがあるため、剥がしやすいタイプのテープを選ぶとよいでしょう。
複数個作った場合は、並べて飾ることで賑やかな印象になります。大きさを少し変えて折ると、奥行きのある飾り方ができると紹介されています。大きい紙で折ったものを後ろに、小さい紙で折ったものを前に並べることで、遠近感のあるディスプレイに仕上げることもできます。
- 画用紙やカードに貼って、メッセージカードとして使う
- ひもを通して吊るし飾りにする
- クリスマスツリーの装飾として枝に挟む
- いくつかまとめて壁面に貼り、クラスや部屋の飾り付けにする
- 窓際に並べて、外からの光でシルエットを楽しむ
- リボンや毛糸を使って、ガーランドのようにつなげて飾る
保育や学校などで作る場合は、完成品を掲示する場所をあらかじめ決めておくと、作ったあとの流れがスムーズになります。飾る場所を決めておくことで、作業自体にも目的意識が持てるという声もあります。たとえば「教室の入り口に飾る」「おうちに持って帰ってツリーに飾る」といった目標をあらかじめ伝えておくと、完成への意欲が高まりやすいとされています。
家庭で楽しむ場合は、子どもが折った作品をそのまま部屋に飾ることで、クリスマスまでの期間を楽しみながら過ごすきっかけになります。毎日少しずつ折り紙を増やしていき、クリスマスが近づくにつれて飾りが増えていく様子を一緒に楽しむという過ごし方もあります。完成したサンタクロースの折り紙を、親子で一緒に飾る時間も楽しんでみてください。
