私の息子は3歳のころ、かなりの暴れん坊だっため、このままでは「お友達と喧嘩をして怪我をしたり、相手を傷つけたりしてしまうんじゃないか?」といつも心配していました。
そんなとき、ママ友から「空手って相手を叩いたりする怖いイメージがあるけど、空手教室に通うと感情をコントロールできるようになるよ」と教えてもらい、息子が4歳のときに空手を習い始めたのです。
その後、息子が10歳になるまで6年間、空手教室に通い、今ではすっかり落ち着いて、感情をコントロールできる子に成長しました。
私もママ友から空手教室のことを聞いたとき「空手を習うと乱暴な子になってしまうんじゃないか?」、「怪我をさせられるんじゃないか?」とデメリットの方が先に頭に浮かびました。
実際に息子を空手教室に通わせてみるとデメリットも少しありますが、メリットの方が多いため、息子を空手教室に通わせて、とてもよかったと思います。
今回は空手教室に子供が通うデメリットやメリット、習い始める時期についてお伝えしたいと思います。
空手教室に子供が通うデメリットは?
私は息子が空手教室に通って、とてもよかったと思いますが、それでもデメリットはあります。
私の息子が空手教室に通っていて、私がデメリットに感じたことは2つあります。
- 道着や防具などが高い
- 怪我をする可能性がある
それぞれの詳細をお伝えしますね。
道着や防具が高い
私の息子が通っていた空手教室の月謝は5,000円でした。
「空手を習うのって意外と安いんだ」
「必要なのは道着ぐらいかな?」
と息子が空手を習い始めた当初は思っていまいた。
しかし、息子が空手を本格的に始めることになり、空手に必要なものをそろえようとしたとき、道着はもちろん防具の種類と値段にビックリしました。
実際に息子が使っていた道着と防具の種類と値段はこんな感じです。
■道着:8,000円
■拳サポーター(グローブ):2,500円
■ボディプロテクター:5,500円
■シンガード(すね当て):3,000円
■メンホー(ヘルメット):13,000円
※不適切なサイズのメンホーを着用して空手をおこなうと怪我の危険があるため、インターネットでのメンホーの販売は、全日本空手道連盟により禁止されているそうです。
合計で32,000円もかかってしまいました・・・。
ただ、空手教室によっては防具がレンタルできるところがあったり、流派によっては必要な防具も異なるようなので、気になる空手教室があれば、事前に費用を聞いておいたほうがいいかもしれません。
道着や防具の他に、練習や試合で怪我をしてしまったときのスポーツ保険が、年間で2,000円ぐらいかかります。
本格的に空手教室に通うと思ったよりお金がかかりますので、ママの頭に入れておいたほうがいいと思います。
怪我をする可能性がある
空手は相手を叩いたり、蹴ったりしますので、怪我がつきものです。
息子は空手で大きな怪我をしたことはありませんが、打撲は日常茶飯事で、特に試合の後は身体のどこかが痛いといつも言っていました。
息子が怪我をすることをもちろん心配していましたが、空手では相手も怪我をしてしまう可能性もあります。
お互いに怪我をするのは避けたいですが、空手を習わせる以上、子供の怪我は覚悟しなければいけない部分もあると思います。
次は空手教室に子供が通うメリットをお伝えします。
空手教室に子供が通うメリットは?
私は実際に息子を空手教室に通わせて思うのは、デメリットよりもメリットの方が多いということです。
息子が通っていた空手教室を例に考えますと、空手教室に通うメリットは4つあります。
- 礼儀正しくなる
- 怪我をしにくい身体になる
- 悔しさを学べる
- 指導者からいい影響を受ける
それでは、詳細をお伝えしますね。
礼儀正しくなる
空手教室は、挨拶や掛け声をすることをしっかりと教えられます。
どんなに小さい子供でも、大きな声を出さなくてはなりません。
挨拶は子供だけではなく、大人になって社会に出てからも大切なことですよね。
私の息子も空手教室に通っていたおかげで、挨拶がしっかりできる子になりました。
怪我をしにくい身体になる
空手教室では、練習を始める前に念入りな柔軟体操をします。
この柔軟体操をおこなうと体幹の柔軟性が高くなり、受け身を取ることが上手になるそうです。
空手は攻撃と防御を体の重心のお置き方と一緒に学びます。
「倒れない」、「一撃で力を発揮する」など、空手を学ぶことによって、体幹が強なるそうですよ。
一般の生活においても普通は怪我をしてしまいそうな場面でも、上手な受け身ができ、怪我をしにくくなるんですよ。
空手で瞬時に攻撃と防御の判断ができることを学ぶと、他のスポーツにおいても通用します。
実際に息子は空手を6年間やった後にサッカーをはじめましたが、空手の経験がとても生きていると言っています。
悔しさを学べる
空手教室によっては、寸止めで試合をする流派もあるそうですが、息子にはフルコンタクトという、直接相手にパンチやキックを入れていく流派に通わせました。
「はじめ」で試合が始まり、「やめ」で終えます。
試合時間は数分で、どんなに悔しくても、それ以上戦うことはできません。
頭、胴体、手、足に防具をつけていることで、大きな怪我をすることはありませんが、息子は試合に負けたときは悔しくて大泣きしていました。
空手は、悔しい自分の気持ちをコントロールすることを学ぶことができるスポーツだと思います。
指導者からいい影響を受ける
空手教室というのは指導者の存在がとても大きいです。
私の息子が通っていた空手教室の指導者はとても丁寧な方で、子供たちに礼儀や空手を一生懸命に教えてくれました。
まさに尊敬できる指導者という感じです。
学校や子供同士でのトラブルが起きたとき、怒鳴ったり、暴力を振るったりする子もいます。
いい指導者の元で空手を習っている子供はそういったことが少ないと私は思います。
実際に息子が通っていた空手教室は「空手教室や試合以外での空手禁止」だったため、息子も一緒の道場の仲間もそれを貫き通しているようです。
次は空手は何歳から始めるといいかをお伝えします。
空手は何歳から始める?
インターネットの情報によると、一般的な空手教室は5歳ぐらいから空手の指導をおこなっているため、5歳または小学校になった6歳ぐらいから空手を習い始める子供が多いそうです。
息子は4歳から空手教室に通っていましたが、その教室は4歳からでも空手の型を教えてくれていましたので、「何歳から受け入れるか?」は教室によるところが大きいかもしれません。
空手は、小さい子供が大好きな「走り回る」や「楽しむ」とは反対で、じっと落ち着いて気持ちを整えたり、自分をコントロールすることを学びます。
そのため、3歳ごろまでの子供にとってはなかなか難しいかもしれません。
子供が興味を持って、「自分から空手をやってみたい」と思えば、早めに習い始めてもいいと思いますよ。
今回は「空手教室に子供が通うデメリットやメリットまとめ!何歳から始める?」をお伝えしました。
空手教室に子供が通うデメリットは主に2つあると私は思います。
- 道着や防具などが高い
- 怪我をする可能性がある
私が感じた空手教室に通うメリットを4つご紹介しました。
- 礼儀正しくなる
- 怪我をしにくい身体になる
- 悔しさを学べる
- 指導者からいい影響を受ける
空手教室は5歳ぐらいから指導をおこなっているところが多いそうです。
ちなみに私の息子は4歳から空手教室に通い始めました。
空手教室を選ぶときは、できるだけ複数の教室を見学することをおすすめします。
流派もそうですが、教室によって指導方法が異なることがあるので、いろいろと比較するといいですよ。
空手は身体も心も鍛えられる、とてもいい習いごとだと思います。