片付けが苦手な子供って多いですよね。
最初に出したおもちゃを片付けずに次のおもちゃを出す。
きちんとおもちゃを片付けないので、床一面がすぐにおもちゃでいっぱいになってしまいます。
そんな状況を見ているとママやパパはイライラしてしてしまうかもしれません。
自分の家なら我慢できても、お友達の家に遊びに行って片付けられないのは困りますよね。
私の小学生になる息子と娘も最初は片付けが苦手でしたが、インターネットで調べたりママ友から聞いた方法を試すと、少しずつですがきちんと片付けてくれるようになりました。
子供の片付けに悩んでいるママやパパに、子供がおもちゃを片付けないときの対処法やイライラしないコツをお伝えします。
子供がおもちゃを片付けないときには捨てる?
子供が片付けないからと言って、見せしめでおもちゃを捨てるのはよくありません。
子供にとっておもちゃは大切な宝物です。
おもちゃの片付けを子供にしてほしいのは大人の都合ですよね。
大切なおもちゃを捨てることは、子供の心を深く傷つけます。
子供はおもちゃで遊んでいるとき、おもちゃを使って想像力を膨らませて遊んでいます。
ママやパパから見ると散らかっているように見えるおもちゃも、子供にとっては考えて並べていたり、次に遊ぶために自分の周りに置いたりしています。
後からママやパパに見せて喜んでもらおうと思っている完成品なのかもしれません。
息子が3歳のころ、おもちゃを散らかしているので、遊んでなさそうなおもちゃを私が片付けたとき「ママに見せようと思ったのに!」と言われたことがあります。
おもちゃを片付けることや壊れることを考えずに夢中になって遊ぶことは、想像力や集中力を豊かに育てるんですよ。
片付けを考えながら遊ぶ子供は、散らからない遊び方をしようとします。
それでは子供の想像力は豊かにはならないので、できるだけ見守るようにしてあげましょう。
イライラしないコツやしつけの方法!
子供の想像力や集中力を豊かにするためと言っても、実際におもちゃが散らかっている部屋を見るとイライラしてしまうかもしれません。
おもちゃを踏んで怪我をしてしまうことがあるかもしれないし、キレイ好きなママやパパは「片付いたキレイなお部屋にしたい」と思いますよね。
子供がおもちゃを片付けないときに、私が試してイライラが改善されたコツやしつけの方法を4つお伝えします。
- 子供の遊べる空間を作る
- 片付けができるママやパパになる
- おもちゃの片付け方を決める
- 遊んでいないおもちゃを捨てる
子供の遊べる空間を作る
狭くてもいいので「この中なら思う存分おもちゃを散らかしていいよ」という空間があると、ママやパパのイライラも少し和らぎます。
「生活の場所」と「子供の遊びでおもちゃの散乱した場所」を分けることによって、部屋が片付けられている感覚になるんです。
部屋のいたるところに、おもちゃが散らかっているとイライラしまいがちですよね。
我が家ではリビングの隣りに小さめの和室があります。
その和室をおもちゃの部屋にして「和室ならおもちゃを散らかしてもOK」としています。
このようにおもちゃが1つの場所に集まっているだけでもイライラがかなり抑えられますよ。
片付けができるママやパパになる
「小さい頃に片付けのしつけをしないと、片付けのできない子になってしまうのではないか」と心配になるママやパパもいますよね。
でも、片付けのできる子供になるかどうかは、ママやパパの影響が大きいです。
ママやパパがいつもきれいに片付けができていれば、子供もいい影響を受けてきちんと片付けるようになりますよ。
きちんと片付けられた家で育った子供は、散らかっているのが嫌いになる傾向があります。
子供には「おもちゃをきちんと片付けなさい」と言って、無理やり片付けさせてもなかなか習慣化されません。
子供はママやパパが片付けている姿を見て片付けるようになるんだと思います。
私は少しでも散らかっていると気になるため、すぐに片付けをするタイプです。
子供は私が片付けている姿を見ているのですが、すぐには子供がおもちゃを片付けてくれませんでした。
そんなとき、子供が散らかしたおもちゃを私が一緒に片付けることによって、少しずつ子供にも片付けるという意識が芽生え、子供が自分で片付けるようになりました。
おもちゃの片付け方を決める
子供がおもちゃを片付けやすいように、大きなボックスをいくつか用意すると、子供は片付けやすくなりますよ。
このような流れで、おもちゃを片付ける意識を育みます。
- 使ったおもちゃは決まったボックスに入れる
- ボックスの中にはさらに小さいボックスを入れておいて、おもちゃを細かく分ける
- 夜寝る前にはおもちゃを全てボックスに入れ、朝起きるときにはおもちゃがボックスに入っている状態にする
- 「おもちゃも朝起きて夜には眠る」という子供と同じサイクルを作る
- おもちゃにも命があるような感覚になり、おもちゃを大切にする気持ちが生まれる
私は色分けしたボックスを数個用意し、子供におもちゃを片付けさせていましたが、最初のうちは子供が適当におもちゃを片付けていました。
ただ、毎日決まったボックスに片付けるのを繰り返すと自然に「このおもちゃはここのボックスだね」と言って、ちゃんと片付けられるようになりました。
遊んでいないおもちゃを捨てる
子供のおもちゃはどんどん増えていきますね。
そのため、定期的に整理しなければ家の中がおもちゃだらけになってしまいます。
子供が気に入っているおもちゃは捨てられませんが、もう遊んでいないおもちゃは捨ててしまいたくなりますよね。
そんなおもちゃがあったら、一度別の場所へ隠しましょう。
子供がまだ遊びたいおもちゃであれば、ふとした時に気づいておもちゃがどこにあるか聞いてきますが、しばらくしても気が付かない場合は、整理整頓という意味で捨ててしまっても良いと思いますよ。
子供が小さいときは私が判断して使ってないおもちゃを捨てていたのですが、しばらくして「あのおもちゃはどこ?」と聞かれたことがあります。
そのため、ママやパパが「これって使ってないんじゃない?」と思ったおもちゃでも捨てずに、とりあえず別の場所へ隠すことをおすすめします。
今回は子供がおもちゃを片付けないときにおもちゃを捨てることについて、ママやパパがイライラしないコツやしつけの方法をお伝えしました。
散らかっているおもちゃを見たり、いくら注意しても片付けないおもちゃを見てママやパパがイライラしても、見せしめでおもちゃを捨てるのはよくありませんね。
ママやパパがイライラしないコツやしつけの方法は4つありました。
- 子供の遊べる空間を作る
- 片付けができるママやパパになる
- おもちゃの片付け方を決める
- 遊んでいないおもちゃを捨てる
おもちゃは子供にとって宝物です。
ママやパパから見てくだらないものであっても、子供が大切にしていれば、ママやパパも大切にしてあげてください。
できるだけ早く片付けができる子供になってほしいと思いますが、片付けは小学校になってからできるようになっていけば大丈夫です。
まだ小さいうちは思い切り遊ぶことが一番大切ですよ。