「母乳だけで育児がしたい」と考えるママにとっては、生後数ヶ月は頻回授乳との戦いになることが多いです。
私は1ヶ月ぐらいで授乳育児が軌道に乗りましたが、軌道に乗ってからも数ヶ月は昼夜関係なく頻繁に母乳を欲しがる赤ちゃんへの授乳で常に睡眠不足でした。
特に生後すぐの赤ちゃんはたくさん母乳を飲むことができないので、赤ちゃんがすぐに母乳を欲しがります。
現在、私の娘は1歳半で卒乳していますが、娘が生後9ヶ月頃までは頻回授乳でとても苦労しました。
今回は私の体験を元に母乳育児の頻回授乳がいつまで続くか、母乳が増えない理由や対処方法をお伝えします。
母乳育児の頻回授乳は産後いつまで続く?
一般的に母乳育児の頻回授乳は生後3ヶ月頃までと言われていますが、私のように生後9ヶ月頃まで続くこともあります。
ここでは頻回授乳について下記の内容をお伝えしますね。
- 頻回授乳とは?
- 頻回授乳はいつまでするのか?
- 生後3ヵ月を過ぎても頻回授乳が続くのはなぜ?
頻回授乳とは?
頻回授乳とは、生まれたばかりの赤ちゃんには「母乳を欲しがるだけあげる授乳法」のことです。
インターネットでの情報や育児書では、一般的に授乳の間隔は「3時間おきに1日8回」と書かれていることが多いのですが、これはあくまでも目安です。
生後すぐに完全母乳で授乳を行う場合、1日10回から15回の授乳間隔になることも決して珍しくはないのです。
私も娘が泣けばすぐに授乳をしていたので、3時間おきどころか15分から30分に1回ということもありました。
母乳育児の最初の山場は軌道に乗るまでの間です。
次に頻回授乳で苦労した私の体験談をお話します。
頻回授乳はいつまでするのか?
頻回授乳をする時期は、ママの母乳量が安定し、赤ちゃんが上手に母乳を飲めるようになってくる生後3ヶ月頃までといわれています。
ただし、これに関しても赤ちゃんによって個人差が大きいので、絶対ということではなくあくまで目安として考えてくださいね。
そのため、いつまで頻回授乳をするのかといったことよりも、
「赤ちゃんの体重や身長が母子手帳などに記載されている成長曲線に沿って順調に増えているか」
ということに気を配るといいですね。
ちなみに母乳が足りているのかどうかに関しては、赤ちゃんのおしっこの回数で確認する方法もあります。
1日に5~6回、おしっこがしっかりと出ていれば大丈夫です。
回数や量が足りない場合には、頻回授乳を続けます。
また、赤ちゃんの体温が平熱よりも低い場合にも、身体の熱を作るための栄養が不足していることになるので、授乳をしたほうが良いと思います。
生後3ヵ月を過ぎても頻回授乳が続くのはなぜ?
新生児のうちは、母乳量を増やすためにも頻回授乳でよいと書かれている育児書が多くあります。
しかし、母乳が安定すると言われている生後3ヵ月を過ぎても、「赤ちゃんが母乳を飲み終わってもすぐに泣いてしまう」ことが繰り返し起こることがあります。
そんなとき、ママとしては「母乳が足りてないのかな」と不安になりますよね。
でも、体重がしっかり増えていれば大丈夫なので、今まで通り授乳してあげてください。
新生児から続く頻回授乳に疲れてしまうママも多いですよね。
私は母乳が出る方だったので、赤ちゃんが泣いたらすぐに授乳していました。
娘が新生児だったころは、1日に10回~20回は授乳していた覚えがあります。
頻回授乳をし過ぎて、娘も授乳しないと泣き止まないという悪循環に陥ってしまいました。
結局、生後9ヵ月にずっと続いた睡眠不足と頻回授乳に限界が来て、夜間断乳に踏み切り頻回授乳から脱しました。
今思えば赤ちゃんが泣く理由は、抱っこやオムツの交換など授乳以外の理由もあったかもしれないので、もっといろいろな方法を試せば良かったと思います。
授乳回数の目安や他の赤ちゃんと比べたりせずに、ママと赤ちゃんのいいリズムを見つけるといいですね。
次は母乳が増えない理由や対処方法をお伝えします。
母乳が増えない理由や対処方法も!
授乳していても「母乳が足りていないかもしれない」、「赤ちゃんの体重があまり増えていないかもしれない」と不安に思ったことはありませんか?
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、妊娠中のママの96%が「ぜひ母乳で育てたい」と「母乳がでれば母乳で育てたい」と思っていますが、出産直後の多くのママは「母乳が不足気味」や「母乳が出ない」と母乳について悩んでいるそうです。
ここでは、母乳が増えない理由やその対処方法についてお伝えしていきますね。
- 母乳が増えない理由は?
- 母乳が増えないときの対処法は?
母乳が増えない理由は?
赤ちゃんの体重が1週間前と比較して増えていないことが、母乳不足の1つの目安になります。
母乳が増えない原因としてどのようなことがありえるのか、インターネットや育児書の情報をまとめると次のような原因があります。
- 水分不足
- 貧血
- 冷え性
- 生活習慣(食事内容や睡眠)
- ストレス
赤ちゃんがいれば睡眠不足にもなるし、食事もゆっくり取れないし、ストレスは溜まる一方ですよね。
夫は不在が多く、娘から常に抱っこを求められていた私は、手の届くところに飲み物やお菓子を置いたり、栄養面を重視された冷凍弁当をネットで注文したりして、手を抜けるところは全て抜いていました。
夫の仕事が休みの日は、娘から離れて寝室で仮眠をできるだけしました。
頻回授乳ではママの体調管理が難しいため、もし赤ちゃんを少しでも預けることができる場合は、ママが休むのが一番良いと思います。
母乳が増えないときの対処方法は?
頻回授乳を続けていても、思うように赤ちゃんの体重が増えないときには、母乳量が足りていない可能性があります。
その場合には以下のことを試してみると良いですよ。
- 母乳量を増やすための対策をする
- ミルクに頼る
母乳を増やすための対処方法としては、上でお伝えした原因を改善しましょう。
あとは個人的に、ミルクに頼る方法もおすすめします。
あまりに母乳にこだわり過ぎるとママのストレスになってしまい、赤ちゃんとの生活が楽しくなくなってしまいます。
ミルクなら飲んだ量も目に見えてわかりますし、パパが赤ちゃんにミルクをあげてもらうこともできます。
娘を出産後、体調を崩しやすくなった私は、定期的に点滴を打つなど具合が悪くなることが頻繁にありました。
しかし、私は母乳育児にこだわり過ぎて、ミルクを娘に与えていませんでした。
私の体調が悪いときだけミルクにしようと思いましたが、娘はミルクを拒否して飲んでくれません。
授乳があるため私は薬が飲めず、フラフラの状態になりながら授乳をしていました。
そういった体験から「母乳とミルクの混合にしておけばよかった」と今でも思います。
ミルクにも栄養面や上記のようなメリットもあるので、ママ自身のためにも母乳にこだわり過ぎず、ミルクに頼ってもいいのではないでしょうか。
一番大事なのは、赤ちゃんを抱っこするママの笑顔だと思います。
今回は、母乳育児の頻回授乳はいつまで続くか、母乳が増えない理由や対処方法をお伝えしました。
一般的に母乳育児の頻回授乳は生後3ヶ月頃までと言われていますが、私のように生後9ヶ月頃まで続くこともあります。
母乳が増えない理由は主に5つありました。
- 水分不足
- 貧血
- 冷え性
- 生活習慣(食事内容や睡眠)
- ストレス
母乳を増やすための対策は、上の「母乳が増えない理由」を改善することですが、育児で忙しいママにはなかなか難しいので、母乳にこだわり過ぎずにミルクに頼るのもいいですね。
私の娘はミルクを拒否して頻回授乳でした。
さらに全然寝ない子で「一体いつになったら終わりがくるのか?」といつも不安になっていました。
でも大丈夫です!
頻回授乳もいつか終わりが必ずきます。
今振り返ると、母乳育児はとても大変だったという記憶とともに、授乳がなくなったことに対してちょっと寂しい気もします。
私は授乳が終わったから言えるのかもしれませんが、本当にそう思います。
頻回授乳中のママ、授乳がずっと続くかのように思ってしまうかもしれませんが、あっという間の過ぎていきます。
今しか味わえないこの時間を写真やビデオに残したり、日記につけてみたり、「将来この子に教えよう!」なんて考えでもしながら、できるだけ母乳育児を楽しめるといいですね。