保育園や幼稚園に通っているお子さんがいると引っ越しって大変ですよね。

「転園するタイミングはいつがいいの?」

「手続きって何をすればいいの?」

転園する先が、保育園か幼稚園かによって手続き方法が変わってきます。

特に保育園は自治体によって仕組みが異なりますので、引越し先の自治体に確認が必要です。

保育園や幼稚園に通っているお子さんが転園する際のタイミングや手続きについてまとめました。

引っ越しで保育園や幼稚園を転園するタイミングは?

引越し先の保育園や幼稚園に転園するベストなタイミングは「4月」です。

その理由は、3月や4月はパパの転勤などで引っ越しする人もいますので、引っ越した人と引っ越してきた人が入れ替わる形になるからです。

さらに4月は年度替わりのため、それぞれのクラスの定員が増えることがあります。

反対に4月以外の年度の途中の転園は、保育園や幼稚園の空き状況を考えると難しいことが多いです。

幼稚園は空きがあれば受け入れてくれることが多いのですが、保育園は待機児童の問題で空いているところが少ない状況です。

お子さんにとっても4月から新しい保育園や幼稚園に通いはじめると環境に馴染みやすいですよ。

4月から保育園や幼稚園に通い始めるには?

保育園児・幼稚園児01

 

保育園は自治体によって異なることもありますが、一般的には保育園や幼稚園に4月から通い始めるには、11月ごろに申し込みとなります。

そのため、10月までには引越し先の保育園や幼稚園をホームページでチェックし、余裕があれば実際に見学してみたいところです。

引っ越しで保育園や幼稚園を転園するときの手続きは?

引っ越し先や引越し日が決まったら、できるだけ早く保育園や幼稚園の転園に関する手続きをしましょう。

保育園と幼稚園では手続きの流れが異なります。

 

保育園を転園するときの手続き

1.引越し先の近くにある保育園の空き状況を確認
2.自治体に転園の相談
3.転園の手続きに必要な書類
4.退園の手続き

 

幼稚園を転園するときの手続き

1.引越し先の近くにある幼稚園の空き状況を確認
2.転園の手続きに必要な書類
3.退園の手続き

 

この順番に見ていきましょう。

保育園を転園するときの手続き

保育園は引越し先の自治体によって申請や対応が異なります。引っ越しする日が決まったら、できるだけ早く動き始めたいですね。

 

保育園を転園するときの手続き

1.引越し先の近くにある保育園の空き状況を確認
2.自治体に転園の相談
3.転園の手続きに必要な書類
4.退園の手続き

1.引越し先の近くにある保育園の空き状況を確認

引越し先の近くに保育園があるかどうか確認しましょう。

保育園があっても既に定員に達していたら転園することができません。

保育園の候補を1つだけに絞らず、徒歩や車、通園バスで通える範囲内で複数の保育園の候補を探すといいですね。

候補が絞れたら、定員に空きがあるかどうかを保育園に連絡して確認しましょう。

できれば見学をしたいところですが、保育園は申請が通らないと転園できませんし、希望の保育園に入れるかどうかわかりません。

「引越し先がそれほど遠くなければ見学する」というスタンスでもいいのかもしれませんね。

2.自治体に転園の相談

保育園は自治体が運営していますので、保育園への転園方法や審査は自治体によって異なります。

自治体によっては、引越し後に住民票を移してからでないと保育園の申請ができないところもあります。

さらに引越し前の住所に住民票がある場合、既に引越し先に住んでいる人たちよりも保育園に転園できるかどうかが不利になってしまうことも。

引っ越す前でも保育園に申請できることがありますが、その場合は引越し先の住所が決まっていないと申請できない自治体もあるそうです。

ちなみに私が住んでいる名古屋市では、転園の申請には「利用希望月までに転入予定であって、居住地が申込時点で確定している」という条件があります。

名古屋での相談窓口は、引越し先の「区役所民生子ども課」または「支所区民福祉課」です。

3.転園の手続きに必要な書類

転園の手続きに必要な書類も自治体によって異なりますが、基本的な書類は同じです。

ここでは私が住む名古屋市を例にお伝えします。

 

保育園の利用申し込みは以下の書類が必要です。

  • 支給認定申請書、保育利用申込書
  • 家庭でお子さんの保育ができない状況を確認できる書類
  • 収入、税額の確認できる書類

 

※支給認定申請書、保育利用申込書は、名古屋市のホームページからダウンロードできます。
※「家庭でお子さんの保育ができない状況を確認できる書類」は、就労証明書、出産(予定)証明書、母子健康手帳、身体障害者手帳、発達質問票などです。

4.退園の手続き

現在通っている保育園に退園届を提出します。

退園届は保育園にありますので、先生に聞いてみてくださいね。

保育園児・幼稚園児02

幼稚園を転園するときの手続き

幼稚園への転園は保育園ほど難しくはありませんが、引越し先の近くにある幼稚園の空き状況次第のため、できるだけ早く幼稚園に確認できるといいですね。

 

幼稚園を転園するときの手続き

1.引越し先の近くにある幼稚園の空き状況を確認
2.転園の手続きに必要な書類
3.退園の手続き

1.引越し先の近くにある幼稚園の空き状況を確認

幼稚園は保育園と違い、定員に空きがあれば転園することができます。

そのため、引越し先の近くにある幼稚園の中で、候補を絞り、気になる順に連絡をしてください。

引越し先が遠方でも幼稚園を見学できると雰囲気がわかっていいですね。

2.転園の手続きに必要な書類

幼稚園によって異なりますが、一般的には入学願書でOKです。

3.退園の手続き

保育園と同じで、現在通っている保育園に退園届を提出します。

 
 
 

今回は、引っ越しで保育園や幼稚園を転園するタイミングや手続きについてお伝えしました。

待機児童の問題もありますので、引越し先によってはすぐに転園できないことがあるかもしれません。

引っ越しする日が決まってから、できるだけ早く保育園や幼稚園をチェックし、転園の手続きがスムーズにできるといいですね。