オイルヒーターの電気代の目安|1時間・1日・1ヶ月はいくら?
結論からお伝えすると、オイルヒーターの電気代は、使う強さと時間で大きく変わります。
電気料金単価を31円/kWhとして計算すると、1時間あたり約19円〜47円が目安です。
1日8時間、30日使った場合は、強さによって月に約4,464円から約11,160円ほどになります。
電気ヒーターの中では高めになりやすい暖房器具ですが、使い方と部屋の条件を整えることで、金額を抑える工夫もできます。
この記事では、1時間・1ヶ月・24時間つけっぱなしの電気代、他の暖房との比較、節約のコツ、買う価値があるかどうかを順番に整理します。
寝室や赤ちゃん・ペットのいる部屋で使いたい方が、納得して選べるようにまとめました。
電気代の計算式と、強・中・弱ごとの目安
電気代は、次の式で求められます。
電気代=消費電力量(kWh)×電力量料金単価(円/kWh)
たとえば600Wで1時間使うと、600Wh、つまり0.6kWhです。
これに31円/kWhをかけると、1時間あたり18.6円になります。
この31円/kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として示している単価です。実際のご家庭の単価は契約によって違うため、あくまで目安としてご覧ください。
3段階の強弱がある10〜13畳向けのオイルヒーターを想定した、目安は次のとおりです。
| 運転の強さ | 消費電力 | 1時間 | 1日(8時間) |
|---|---|---|---|
| 弱 | 600W | 約19円 | 約149円 |
| 中 | 900W | 約28円 | 約223円 |
| 強 | 1,500W | 約47円 | 約372円 |
8〜10畳向けの1,200Wクラスのモデルでは、強(1,200W)で約37.2円、中(700W)で約21.7円、弱(500W)で約15.5円が1時間の目安です。
部屋の広さに合わせて機種を選ぶと、消費電力の最大値も変わります。
ご自宅の機種の消費電力は、本体や取扱説明書に書かれています。その数字を式に当てはめれば、ご自分の電気代を試算できます。
1ヶ月使うといくらになる?(1日8時間の場合)
1日8時間、30日間使った場合の1ヶ月の目安を見てみましょう。
10〜13畳向けのモデルでは、次のようになります。
| 運転の強さ | 1ヶ月(8時間×30日) |
|---|---|
| 弱(600W) | 約4,464円 |
| 中(900W) | 約6,696円 |
| 強(1,500W) | 約11,160円 |
8〜10畳向けの最大1,200Wのモデルで計算すると、強で約8,928円、中(700W)で約5,208円、弱(500W)で約3,720円です。
ずっと「強」で動かし続けることは、実際にはあまりありません。
部屋が暖まると、「弱」運転やサーモスタットによる待機状態が増えるためです。
そのため、断熱性の高い部屋では月3,000円〜5,000円程度に収まるケースも多いと紹介されています。
一方、すきま風が入る部屋などでは、強に近い状態で動き続け、月に9,000円近くかかる計算になります。
実際の金額は部屋の断熱性で大きく変わる
同じ機種でも、電気代は部屋によって変わります。
理由は、オイルヒーターが空気に温風を送るのではなく、壁や床などの物に熱を伝えて部屋を暖める仕組みだからです。
壁や窓から熱が逃げやすい部屋では、暖めても冷めてしまい、運転する時間が長くなります。
鉄筋コンクリート造の断熱されたマンションは気密性が高く、オイルヒーターが力を発揮しやすいとされています。
反対に、通気性のよい木造の戸建てではすきま風で暖気が失われやすく、十分に暖まりにくいことがあると説明されています。
ただし、木造でも断熱材やペアガラスなどで断熱性を高めた家なら、効果を発揮しやすいとされています。
設置場所や使い方を間違えると、部屋が暖まらないのに電気代だけが高くなる場合もあります。
表に出ている金額は「条件がよいときの目安」と「条件が厳しいときの上限」の幅だと考えるのが安全です。
まずは目安の幅を知り、そのうえで自宅の断熱や使い方を見直していきましょう。
24時間つけっぱなしにした場合の電気代と是非

赤ちゃんやペットのために、つけっぱなしにしたいという方も多いと思います。
ここでは、24時間30日動かし続けた場合の目安と、つけっぱなしにしてよい場面を整理します。
先に注意しておくと、24時間運転は電気代が大きくなりやすいため、事前に試算してから決めることをおすすめします。
強・中・弱で24時間30日運転したときの目安
8〜10畳向けの最大1,200Wのモデルを、24時間×30日つけっぱなしにした場合の目安です。
| 運転の状況 | 消費電力の目安 | 1ヶ月(24時間×30日) |
|---|---|---|
| 強で稼働し続けた場合 | 1,200W | 約26,784円 |
| 中の平均で稼働した場合 | 700W | 約15,624円 |
| 弱の平均で稼働した場合 | 500W | 約11,160円 |
10〜13畳向けの弱(600W)で見ると、1日24時間で約450円前後、1ヶ月で約13,392円が目安です。
最大1,500Wの強で24時間動かした場合は、1日約1,116円、1ヶ月で約33,480円になります。
設定温度を低めに保つなどして、運転が「弱」程度に収まれば、月1万円強で済む可能性があります。
反対に、建物の断熱性が低いと「強」の時間が増え、月2万円を超える請求になるおそれもあります。
8時間運転との差は、時間が長い分だけ金額が積み上がる点にあります。
同じ強さで比べると、24時間運転は8時間運転より電気代が大きくなります。
つけっぱなしにしてよいのはどんなとき?
つけっぱなしにするかどうかは、「出入りの少なさ」と「断熱性」で考えると判断しやすくなります。
オイルヒーターは表面温度が低めでやわらかい暖かさのため、ドアの開け閉めや窓を開けた換気で暖房の力を失いやすいとされています。
一度冷えると暖め直しに時間がかかります。
そのため、人の出入りが少なく、長時間使う部屋に向いているとされています。
つけっぱなしを検討しやすいのは、たとえば次のような場合です。
- 気密性や断熱性が高い部屋で、冷気が入りにくい
- 設定温度を低めにして、運転が弱めに保たれる
- 一日の電気代を試算して、予算内に収まると確認できている
逆に、すきま風がある部屋や、頻繁に出入りする部屋では、つけっぱなしの電気代が膨らみやすくなります。
その場合は、タイマーで使う時間帯を絞る方法が現実的です。
夜間の電気料金が安くなる契約と組み合わせて、夜だけ使う方法もあります。詳しくは後の節約方法で触れます。
安全面では、オイルヒーターは比較的低温ですが、長時間触れ続けると低温やけどの可能性があるとされています。
寝ている間に長く接触しないよう、置き場所にも気をつけましょう。
他の暖房器具と比べて電気代は高い?
「オイルヒーターは高い」と言われる理由を、他の暖房器具と並べて確認します。
結論としては、部屋全体を暖める暖房の中では高めになりやすいものの、比べ方によって見え方が変わります。
消費電力の最大値だけを見ると、オイルヒーターのほうが安く見える場合もあります。
安定して使い続けたときの電気代と、対応畳数をそろえて見ることが大切です。
エアコンと比べる:安定時の消費電力に差が出る
エアコンの暖房は、ヒートポンプという、空気中の熱を集める仕組みを使います。
そのため、消費電力に対して数倍の暖房能力を出せると説明されています。
オイルヒーターは電気で直接熱を作るため、消費電力がそのまま暖房能力になります。
最大出力時の1時間あたりの電気代を見ると、エアコン(暖房)の消費電力が2.0kWhの場合は約62円で、オイルヒーターの1.5kWh(約47円)より高くなります。
ただし、注目したいのは、部屋が暖まって運転が落ち着いたときです。
あるエアコンの例では、暖房時の消費電力が135W〜1,325Wで、1時間あたり約4.2円〜41.1円とされています。
一方、500W〜1,200Wのオイルヒーターは、弱でも約15.5円かかります。
| 暖房器具 | 1時間あたりの電気代(最小〜最大) |
|---|---|
| エアコン(8畳用の例) | 約4.2円〜41.1円 |
| オイルヒーター(8〜10畳用の例) | 約15.5円〜37.2円 |
つまり、長く使うほど、安定時の消費電力が小さいエアコンのほうが電気代を抑えやすいという見方ができます。
とはいえ、エアコンは風が出て乾燥しやすい、風が当たるといった特徴もあります。
電気代だけでなく、使う部屋の目的も合わせて考えましょう。
▶ Xの投稿で確認:暖房費を抑えるならエアコンが基本
商品比較サービスのマイベスト公式が、冬の暖房費ではエアコンをメインにすると、オイルヒーターなどより効率よく暖められると紹介した投稿です。エアコンとの効率差を説明するこの節の補足として置きます。
出典:@mybestcom(X・2026-10-05)
セラミックファンヒーター・電気ストーブ・パネルヒーターと比べる
ほかの電気ヒーターと、1時間あたりの消費電力と電気代を比べてみます。
各機器の消費電力が最小の場合の目安は次のとおりです。
| 暖房器具 | 消費電力 | 1時間 | 1ヶ月(24時間×30日) |
|---|---|---|---|
| オイルヒーター | 0.6kWh | 約19円 | 約4,464円 |
| セラミックファンヒーター | 0.6kWh | 約19円 | 約13,392円 |
| エアコン(暖房) | 0.5kWh | 約16円 | 約11,160円 |
| パネルヒーター | 0.4kWh | 約12円 | 約8,928円 |
最小値で比べると、オイルヒーターとセラミックファンヒーターは同じ水準です。
消費電力の最大値で比べると、オイルヒーターは1.5kWhで約47円、セラミックファンヒーターは1.17kWhで約36円、パネルヒーターは1.0kWhで約31円です。
この比較では、オイルヒーターはセラミックファンヒーターやパネルヒーターより高くなります。
電気ストーブについては、ある機種の例で、300W〜900Wで1時間あたり約9.3円〜27.9円という数字があります。これは特定の製品の例です。
これらの速暖タイプは、トイレや脱衣所の短時間の暖房や、足元だけを暖める使い方が多いとされます。
長時間動かすオイルヒーターのほうが、月の電気代は高くなりやすい傾向にあると説明されています。
比べるときは「対応畳数」と使う時間もそろえる
消費電力だけで比べると、判断を誤ることがあります。
対応畳数とは、その暖房器具がどれくらいの広さの部屋を暖められるかを示す目安です。
たとえば、10〜13畳に対応するオイルヒーターと、6畳対応のセラミックファンヒーターを、消費電力だけで比べても参考になりません。
消費電力が低いからと小さな機器を選ぶと、部屋がまったく暖まらなかったというケースも起こりえます。
比べるときは、次の3点をそろえると、公平に判断できます。
- 暖めたい部屋の広さに合った対応畳数の機種か
- 1日に何時間くらい使うか
- 強・中・弱のどの運転が中心になりそうか
この3点をそろえて、1時間の電気代に使用時間をかければ、1日・1ヶ月の見込みが出せます。
金額の差だけでなく、暖まる速さや静かさ、安全性も含めて選ぶと、後悔しにくくなります。
参考までに、暖房器具ごとの特徴を簡単にまとめます。
| 暖房器具 | 電気代の傾向 | 暖まる速さ | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| オイルヒーター | 高め(長時間使用が前提) | 遅い | 寝室、赤ちゃん・ペットのいる部屋 |
| エアコン | 安定時は安い | 普通 | リビングなど広い部屋のメイン暖房 |
| セラミックファンヒーター | 高め | 早い | 脱衣所、トイレなどの短時間 |
| 電気ストーブ | 普通〜高め | 早い | 短時間のスポット暖房 |
▶ 動画で確認:電気暖房3種の広さと節電を店員が解説
カーボン・セラミック・オイルの電気暖房3種について、暖かさの範囲や広さの目安、節電方法を家電店員が解説する動画です。対応畳数をそろえて比べる大切さを裏づける内容なので、この節に置きます。
出典:白物家電チャンネル「電気暖房3種の特徴・広さ・電気代の節約方法を店員が解説【カーボン・セラミック・オイル】」(YouTube・約23分)
オイルヒーターの電気代を抑える節約方法

オイルヒーターの電気代は、使い方の工夫で抑えられる余地があります。
ここでは、設定温度・タイマー・置き場所・断熱・機種・料金プランの6つの視点で紹介します。
どれも特別な道具がなくても始めやすいものから順に並べました。
できそうなものから、1つずつ取り入れてみてください。
設定温度を下げる(下げすぎには注意)
設定温度を高くしている場合は、部屋がある程度暖まったところで下げると、電気代を抑えられます。
24時間つけっぱなしにする場合も、設定温度を低めに保つことで月1万円強に収まる可能性があると紹介されています。
ただし、室温がじわじわ下がるので、厚着をするなど衣服で調整しましょう。
下げすぎて寒さを我慢するのは避けて、無理のない温度を探すことが大切です。
サーモスタット式の機種では、室温を直接指定できないものもあります。
不慣れなまま不適切に設定すると、無駄に稼働してしまう場合があるため、取扱説明書で操作を確認しましょう。
タイマーを使う(オフタイマーとオンタイマーの目安)
タイマー機能を使って、寝ている間や誰もいないときに電源を切ると、消費電力が減って電気代の節約につながります。
オフタイマーは、布団に入ってから30分後に設定すると、余熱で部屋が暖かいまま入眠できると紹介されています。
オイルヒーターは、電源を切ったあともしばらく暖かさが続く性質があるとされています。
オンタイマーを使う場合は、起床や帰宅の30分〜1時間前に設定するのがおすすめとされています。
部屋全体が暖まるまでに少し時間がかかるためです。
タイマーの目安をまとめます。
| 場面 | タイマーの目安 |
|---|---|
| 就寝前 | 布団に入って30分後にオフ |
| 起床や帰宅の前 | 30分〜1時間前にオン |
機種によって、タイマーの種類や設定の細かさは違います。お手持ちの機種に合わせて使ってみてください。
冷気が入る窓際・ドア近く、外に近い壁際に置く
オイルヒーターは、冷気が入ってきやすい場所に置くと、効率よく部屋を暖められると紹介されています。
窓際やドアの近くに置けば、入ってきた冷気をすぐに暖められ、冷気が部屋に広がるのを防げます。
部屋の中央に置くより、外からの冷えを受ける側に置くイメージです。
窓やドアの近くに置く場所がない場合は、屋外にもっとも近い壁際に置くと、同じような働きが期待できます。
設置場所を誤ると、部屋が暖まらずに電気代だけがかかる事態になりかねません。
置き場所を決めるときは、次の点も確認しておくと安心です。
- 消費電力が大きいため、延長コードは推奨されないとされている。近くのコンセントを使えるか
- お子さんやペットが触れたり、もたれたりしにくい位置か
- カーテンや家具をヒーターに近づけすぎない
- 取扱説明書に書かれた、壁や物との距離を守れているか
乳幼児のいる家庭では、触り続けたり寄りかかったりする危険を避けるため、外付けのガードのような製品を使うことも考えられると紹介されています。
窓・カーテン・床・すき間の断熱対策
オイルヒーターは周りの物に熱を伝えて部屋を暖めるため、壁や窓から熱が逃げると効率が落ちます。
部屋の熱の約50%は窓から逃げるといわれているため、窓まわりを重点的に対策するのがおすすめです。
断熱対策の例は次のとおりです。
- 窓に断熱シートを貼る
- 厚手で丈の長いカーテンを使う
- 昼間もカーテンを閉めておく
- カーペットの下に保温性の高いアルミシートを敷く
- ドアのすき間をテープでふさぐ
換気や人の出入りで冷気が入ると、暖房の力はすぐに失われます。
部屋の出入りを少なくし、冷気を入れない工夫をしておくと、運転が安定しやすくなります。
省エネ(エコ)モード付きの機種に買い替える
いま使っている機種に省エネモードやエコモードがない場合は、搭載した機種への買い替えで、電気代を抑えられる可能性があります。
省エネモードは、消費電力を抑えるために、機能の一部を制限するモードです。
部屋が暖まったら切り替えるといった使い方で、消費電力を減らせます。
設定した室温になると、自動で省エネモードに切り替わる機種もあります。
ある機種の例では、エコ運転で設定温度より0.5〜2.0℃低く運転し、消費電力を抑えられるとされています。
新しい機種ほど性能や機能が上がっているため、古い機種をお使いの方は検討してもよいでしょう。
ただし、金額がどれだけ下がるかは、部屋の断熱性や使い方で変わります。
買い替えの前に、設定温度やタイマー、断熱を見直してからでも遅くありません。
電力会社・料金プランを見直す(夜間が安いプランなど)
料金プランを見直すと、オイルヒーターの電気代を抑えられる可能性があります。
たとえば、夜間の時間帯の電気代が昼間より安くなるプランがあります。
日中は家にいない家庭や、夜型の生活の方に向いていると紹介されています。
電力会社と時間帯別の契約を結び、安全性と静かさを生かして夜だけ使うことで、費用を安くする方法もあるとされています。
寝室で夜に使うことが多いなら、考えてみる価値があります。
ただし、昼間の単価が高くなる場合もあるため、契約前に自分の使い方で比べることが大切です。
各社の料金シミュレーションなどで、使う時間帯や使用量に合うかを確認しましょう。
この記事では特定の会社やプランはおすすめしません。ご家庭の使い方に合うかどうかで選んでください。
オイルヒーターのメリットとデメリット|買う価値はある?

電気代が高めでも、オイルヒーターが選ばれる理由があります。
反対に、向かない家や部屋があるのも事実です。
ここでは、長所と短所を整理して、あなたの家に合うかを判断できるようにします。
電気代だけで決めず、使う場面を思い浮かべながら読んでみてください。
メリット:静か・安全性が高い・空気を汚さない・手入れが楽
主なメリットは、次の4つです。
- 静か:ファンなどの回転部品がなく、運転音がほとんどありません
- 安全性が高い:燃焼を伴わず、表面温度は約60〜80℃ほどと紹介されています
- 空気を汚さない:風を出さず、二酸化炭素や一酸化炭素も出ません
- 手入れが楽:中のオイルの補充や交換が不要です
静かさについては、機種によって、オイルが温まる間に「パチパチ」という音がしたり、タイマーなどの動作音がしたりすることもあります。
それでも全体としては騒音が小さく、寝室の暖房として人気があると説明されています。
安全性の面では、石油ファンヒーターや電気ストーブより、やけどの心配が少ないとされています。
倒れたときに自動で電源が切れる機能を備えた機種もあり、お子さんやペットのいる部屋でも選ばれています。
ただし、長く触れ続けると低温やけどの可能性があるため、「絶対に安全」とは考えないことが大切です。
風を出さないので、ほこりやハウスダストを巻き上げにくい点も特徴です。
エアコンのように本体内部の結露を心配する必要がない点も、長所として挙げられています。
手入れは本体表面のほこりを拭く程度で、フィルター掃除が不要な機種もあります。
デメリット:暖まるのが遅い・重い・電気代が高め・断熱の低い部屋は不向き
短所も確認しておきましょう。
- 暖まるのが遅い:スイッチを入れて20〜30分ほどは本体が温まりません
- 重い:放熱フィンが大きくなりがちで、器具が大きく重くなります
- 電気代が高め:電気だけで熱を作るため、他の暖房より高くなりやすいです
- 断熱の低い部屋は不向き:換気やすきま風で暖かさが逃げやすいです
部屋全体が暖まるまでには、さらに1〜2時間ほどかかる場合があると紹介されています。
帰宅してすぐ暖まりたい場面には向きません。
重さについては、キャスター付きで移動しやすい機種が多いものの、階段のある家で2階へ運ぶときなどは負担になります。
ただし、延長コードは推奨されないため、近くにコンセントが必要です。
電気代については、前の章のとおり、使う時間と部屋の条件で大きく変わります。
廃棄のしやすさも、購入前に知っておきたい点です。
自治体によって、オイルを抜いて出すよう求められたり、処分業者への持ち込みが必要だったりと、対応が異なります。
手放すときは、お住まいの自治体の案内やメーカーの回収の案内を確認してください。
▶ 動画で確認:買って後悔しやすいポイントを確認
オイルヒーターの後悔しやすい点を2つ挙げ、それでも使いたい人向けのコツまで紹介する家電解説動画です。短所を整理するこの節に置き、購入前の判断材料にしてもらいます。
出典:家電タリスト DaiN.「【オイルヒーター】実は購入後の返品希望者が多い!!買って後悔する人とは???」(YouTube・約13分)
こんな家・部屋なら向いている/別の暖房がよい(判断チェックリスト)
最後に、判断の手順をチェックリストにまとめます。
当てはまる数が多いほうに向いているか、別の暖房が合うかを考えてみてください。
まず、オイルヒーターが向いている可能性が高い場合です。
- 寝室や赤ちゃん・ペットのいる部屋で、静かさと安全性を重視したい
- 人の出入りが少なく、長い時間その部屋で過ごす
- 気密性や断熱性が高い部屋、またはすでに断熱対策をしている
- 夜に使うことが多く、夜間が安い料金プランも検討できる
- 暖まるまでの時間を待てる、またはタイマーで先に暖めておける
次に、別の暖房を考えたほうがよい場合です。
- 帰宅してすぐに暖まりたい
- すきま風が入る、窓が大きいなど、断熱性が低い部屋で使いたい
- ドアの開け閉めや換気が多い部屋で使いたい
- とにかく電気代を抑えたい
- 重い機器を動かすのが負担になる
電気代を最優先にする場合は、安定時の消費電力が小さいエアコンが向く場面があります。
短時間だけ暖めたい場所には、速暖タイプのヒーターが合うとされています。
一方、静かさ・空気のきれいさ・安全性を重んじるなら、電気代の高さを承知のうえでオイルヒーターを選ぶ価値があると考えられます。
購入前には、1時間の電気代に使う時間をかけて、月の金額を試算しておきましょう。
そのうえで、断熱とタイマーなどの節約策を組み合わせれば、納得して使い始められます。
電気代と使い心地のバランスを、ご家庭に合わせて選んでください。
