パパの仕事が忙しかったり、パパが単身赴任でいなかったり、何らかの事情でパパが不在がちな家庭では、「ワンオペ育児」でママががんばっています。
この記事では、育児のほとんどをママ1人でこなしている状態を「ワンオペ育児」と呼んでいます。
この記事を最初に書いた当時、私の夫は仕事で忙しく、家には寝るために帰ってくるだけでした。
そのため、娘が生まれてから1歳半になるまで、ほぼ私と娘の2人だけの毎日でした。
私の両親は遠方に住んでいるため頼ることができず、手探り状態で育児をこなしてきました。
もちろんワンオペ育児は、ママだけに限ったことではないのですが、パパが仕事をしている家庭ではママが育児の中心になることが多いと思います。
ワンオペ育児はママの心身ともに大きな負荷がかかるもの。
ワンオペ育児って本当に辛いですよね。
当時の私はワンオペ育児歴が1年半でした。
私の経験を元に、今回は「ワンオペ育児のストレスによるイライラの乗り切り方」をまとめました。
あわせて、国や市区町村の子育て支援の仕組みを、公的な資料で確かめて書き足しています。
辛いワンオペ育児で苦労しているママに少しでも役立てばと思います。
ワンオペ育児の原因は?

ワンオペ育児に陥ってしまっている原因は、それぞれの家庭によって異なります。
改めてワンオペ育児の原因を考えると「どうすればワンオペ育児のストレスによるイライラを乗り切れるか?」がわかってきますよ。
ここでは、まずワンオペ育児の原因についてお伝えしますね。
私自身と、私のママ友の場合は、次のような理由でワンオペ育児になっていました。
- 夫の労働時間の長さ
- 夫の単身赴任
- 「専業主婦なんだから育児するのは当たり前」という考え方
我が家では、ワンオペ育児の原因が「夫の労働時間の長さ」でした。
私のママ友には、「夫が単身赴任中だから」、「専業主婦なんだから育児するのは当たり前」という理由で、ワンオペ育児になっている人もいました。
数字で見ても、育児や家事はまだママの側に偏っています。
総務省の「令和3年社会生活基本調査」では、6歳未満の子供がいる夫婦と子供の世帯で、1日あたり(週全体の平均)の育児時間は夫が1時間05分、妻が3時間54分でした。
家事・介護・看護・育児・買い物を合わせた家事関連時間は、夫が1時間54分、妻が7時間28分です。
夫の家事関連時間は2016年と比べて31分増えていますが、夫婦の差はまだ大きいままです。
(出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要」)
次はワンオペ育児のストレスによるイライラの乗り切り方をお伝えします。
▶ 動画で確認:都会のワンオペ育児の辛さと家事分担
現役保育士のてぃ先生と三浦瑠麗さんが、都会でのワンオペ育児の辛さや夫婦の家事分担、必要な支援について語る対談です。
出典:KIDSNA STYLE チャンネル【公式】「【てぃ先生×三浦瑠麗】都会のワンオペ育児は辛い…仕事と子育ての両立しなきゃダメ?」(YouTube・約11分)
ワンオペ育児のストレスによるイライラの乗り切り方は?
私は初めての妊娠と出産を経て手探り状態のまま、何とか娘を1歳半まで育ててきました。
この記事を書いた当時も、絶賛ワンオペ育児中でした。
ここでは私が、ワンオペ育児によるストレスやイライラを乗り切った方法を3つご紹介します。
- パパとワンオペ育児について話し合う
- 市区町村の子育て支援をフル活用する
- ママが1人になれる時間を少しでも確保する
パパとワンオペ育児について話し合う
ワンオペ育児ではママが肉体的にも精神的にも辛く、ストレスが溜まりついついイライラしてしまいますよね。
ワンオペ育児で私が一番辛いと思ったのは、夫の育児に対する認識不足です。
夫は育児に協力的ではありますが、どうしても「自分は仕事をやっているから、育児はやってほしい」や「子育ては女性の仕事」という考えが出てしまうことがあったんです。
私は時間を作り、ワンオペ育児の辛さについて夫とじっくり話し合いをしました。
話し合いの後からは、夫の育児に対する考え方や姿勢がいい方向に変わってくれました。
ワンオペ育児の辛さを夫婦のどちらも認識することで、ワンオペ育児は改善されていくのだと私は思います。
本来であれば、「育児は夫婦が協力して行うもの」です。
ワンオペ育児は、決して当たり前の状態ではありません。
ワンオペ育児の改善には、夫婦で話し合うことが大切ですね。
話し合うときは、上の社会生活基本調査のような数字を一緒に見るのも、お互いの負担を客観的に比べるきっかけになると思います。
市区町村の子育て支援をフル活用する

市区町村では、ワンオペ育児に限らず、子育て中の親子のための支援を行っています。
その1つが「地域子育て支援拠点事業」です。
こども家庭庁の資料によると、市町村が実施主体となり、子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安・悩みを相談できる場を提供する事業で、公共施設や空き店舗、保育所などに常設の拠点を設ける「一般型」と、児童館などに親子が集う場を設ける「連携型」があります。
(出典:こども家庭庁「地域子育て支援拠点事業」)
私の娘は生まれてからの数ヶ月間は、眠る時間が少なく、さらに頻回授乳だったこともあり、私は連日の睡眠不足。
家事も育児も私が全てこなさなくてはならないし、仕事で忙しい夫の邪魔もしたくないし、とにかく初めは1人で全てがんばろうとしていました。
ただ私は睡眠不足で娘の泣き声を聞いてるのも辛くて、イライラしてしまう毎日。
その状態になって初めて、育児、特にワンオペ育児について相談できるところがないか探してみました。
すると、私が住んでいる市は、思っていた以上に子育て支援が充実していることに気付いたのです。
例えば、市の保育園で室内開放をおこなっていたり、育児中のママたちが参加する子育て広場もいろいろなところにあったりしました。
私の住んでいる市では、どちらも無料で利用できました。
利用できる人や費用は市区町村や施設によって違うので、お住まいの市区町村で確認してください。
子育て広場には、私と同じようなママもたくさんいて「私だけがワンオペ育児で苦労しているわけじゃないんだ」と思えるようになりました。
私は「睡眠不足や育児がイライラの一因であったけど、誰かにワンオペ育児の辛さを共感してほしかったんだ」ということに気付いたのです。
自分が辛いことをわかってほしいし、これからの育児に不安であることを誰かに聞いてもらうだけで、私はとても楽な気持ちになれました。
我が家は夫がほとんど家におらず、常に娘と2人きりのため、それまでは話す相手もいなくて、私は寂しかったんです。
子育て広場を利用するようになってからは、私のイライラも収まり、同じようにワンオペ育児でがんばっているママ友もできて、子育て広場に参加して本当によかったと思います。
外に出る元気もないときは、家に来てもらう支援もあります。
こども家庭庁の「こども家庭センターポータルサイト」では、「子育て世帯訪問支援事業」を、家事・育児等に対して不安を抱えた子育て家庭等を訪問し、不安や悩みを傾聴するとともに、家事・育児等の支援を行う事業として紹介しています。
(出典:こども家庭庁 こども家庭センターポータルサイト「支援事業(サービス)と財政支援」)
実施しているかどうかや利用の条件は、お住まいの市区町村で確認してください。
ママが1人になれる時間を少しでも確保する

ママが1人になれる時間を少しでも確保できると、ストレスによるイライラがかなり和らぐと私は感じています。
30分や1時間という短い時間ではなく、半日~1日の間、ママが1人になれる時間ができるといいですね。
私のママ友たちは、1人になれる時間をこんな風に作っていました。
- パパの仕事が休みの日にはパパに子供を預ける
- 託児所やベビーシッターさんに子供を預ける
- 両親に子供を預ける
市区町村の「一時預かり事業」もあります。
上のこども家庭センターポータルサイトでは、家庭で保育を受けることが一時的に難しくなった場合や、保護者の育児負担の軽減が必要な場合に、主として昼間に、認定こども園・幼稚園・保育所・地域子育て支援拠点などで乳幼児を一時的に預かる事業と説明されています。
保護者の育児負担の軽減が必要な場合も対象に含まれているので、近くで利用できるか調べておくと安心です。
預けられる年齢や料金、予約の方法は市区町村や施設によって違うので、お住まいの市区町村で確認してください。
私は母乳育児のため娘を託児所やベビーシッターさんに預けることが難しく、夫は月に2日ほどしか休みがありませんでした。
両親も近くにいないため、娘と離れることはできませんでしたが、朝に授乳した後に娘を連れて近くのカフェに行き、お茶をしたりしてストレスを解消していました。
娘が1歳半になったころには、娘が数時間まとまって眠ってくれるようになったので、資格の勉強をしたりストレッチをしたり、自由時間を楽しむことができるようになりました。
ワンオペ育児ではママと子供はずっと一緒です。
ママは子供と少し離れて自由に過ごせる時間があるとリフレッシュでき、その後はまた子供に笑顔で接することができるようになりますよ。
今回はワンオペ育児のストレスによるイライラの乗り切り方をお伝えしました。
私とママ友の場合、ワンオペ育児になった理由は次の3つでしたね。
- 夫の労働時間の長さ
- 夫の単身赴任
- 「専業主婦なんだから育児するのは当たり前」という考え方
私が実際に試して効果があったイライラの乗り切り方は3つあります。
- パパとワンオペ育児について話し合う
- 市区町村の子育て支援をフル活用する
- ママが1人になれる時間を少しでも確保する
ワンオペ育児の辛さは、企業であれば「ブラック企業」の労働に匹敵すると私は思います。
ママは毎日時間に追われて、1人きりで育児と家事をこなすことは想像以上に辛いですよね。
育児や家事を立派にやっている自分を褒めてあげるといいですよ。
ママが精神的にも肉体的にも限界がきたら、1人で抱え込まないでください。
市区町村の「子育て広場」のような場所を利用して、ワンオペ育児をがんばっているママと話をするとまた笑顔に戻れると思います。
ワンオペ育児ならではの楽しみ方を見つけられるといいですね。
▶ 動画で確認:小児科医が伝える育児ストレス発散法
小児科医が、ママだけの時間を週に半日以上つくり、夫婦で話し合って確保することを勧め、運動などのストレス発散法を紹介する動画です。
出典:小児科医 Skywalker院長「【保存版】毎日30分も休めないママに伝えたい、育児ストレス発散法 5選」(YouTube・約9分)
この記事で確認した日と出典
育児時間・家事関連時間の数値と、子育て支援の事業についての記述は、2026年10月15日に次の公的資料を直接開いて確認しています。
- 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要」
- こども家庭庁「地域子育て支援拠点事業」
- こども家庭庁 こども家庭センターポータルサイト「支援事業(サービス)と財政支援」

